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歴史は何故学ぶのか?

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思いつくままに・・・・

歴史の勉強って何故するんでしょうね?

過去に起こった出来事から、将来に失敗しないことを学ぶためではないでしょうか?

日本の教育で間違っていることは、戦争は悪いこと、二度としてはいけないこととしか教えていないことではないでしょうか?

私も戦争は出来る限り行わない方が良いと思っております。

しかし、他国との外交上、何もしないことで戦争が回避できるとは限らないと思いますがいかがでしょうか?

また、日本は何をしても手出し出来ない国だと他国から思われてしまっては、色々な面で交渉事が不利になってしまうのではないでしょうか?

 

皆さんは南京事件と云うと、日本の軍部が中国人を大量虐殺した事件だと思っておられるのではないでしょうか?

これは中国や連合国のでっち上げ話ですが、実は南京事件には第1次南京事件と第2次南京事件が存在するのです。

一般的に日本軍が行ったとされている南京事件は、実は第2次南京事件に該当します(大部分は捏造ですが・・・)。

第1次南京事件は、当時の中国の南軍(中国は北軍と南軍に共産党軍が入り乱れて内戦状態でした)の兵士が南京に在留する日本人を暴行・虐殺した事件です。

ここに非常に興味深い本を見つけましたのでご披露したいと思います。

NF文庫 益井康一著 「なぜ日本と中国は戦ったのか」

この本の中にこのような文章があります。

「さて、中国では蒋介石(南軍の最高指揮官)が北伐開始後約1年、主に国民革命の敵として、敵愾心をあおりながら国民の意統一をしてきた。ところが、この第1次南京事件を契機に対外政策を急転換して、もっぱら日本を標的にして抗日意識を高揚した。そして抗日ナショナリズムの波に乗って、蒋政権の強化と軍備の拡充につとめるようになった。(第1次)南京事件で大砲撃をくわえた英国に報復せずに、最大の被害者で、しかも一発の砲撃さえしなかった日本に対して報復するのは、つじつまが合わない話だが、そこが国民性のちがうところだ。それにはこんな秘話がある。(第1次)南京事件の直前に、長江上流の四川省の入口、万県で英国艦隊の士官と水兵が殺される事件がおこった。そのとき、英艦隊は万県前面の長江筋に砲鑑二隻をならべ、砲口をそろえて万県を砲撃し、じつに三千七百発もの砲弾を撃ちこんだ。このため万県の地形が一変して、市街はあとかたもなくなる惨劇をあたえた。その後に(第1次)南京事件が起こり、英国艦隊がまたもや南京を砲撃した。日本人であれば、英国に復讐するだろう。だが中国人には、そんな単純さがない。その前に胸算用して、うっかり英国に手を出すと、またひどい目にあって大損するだろう。英国たたきはやめて、無抵抗のおとなしい日本をたたくのが得だと、蒋介石は排英運動を抗日運動に急転換した。この国民性のちがいが、幣原(当時の日本の外務大臣)外交には読めなかった。その結果、(第1次)南京事件で大砲撃をくわえて、中国側に大損害をあたえた英米にたいしては、排英、排米がおこらず、なにもしなかった日本を組みしやすしとみて、猛烈な排日、抗日がおこった。もちろん、その裏面には、英米両国の巧妙な策動があった。こうして幣原平和外交はなんら効果をあげなかったばかりでなく、それ以来、逆に被害者日本が真っ向から中国の抗日闘争の檄浪を浴びる憂き目になった。第1次南京事件の責任をとわれ、同時に国内的に金融恐慌に押された第1次若槻内閣(憲政会)は、昭和2年4月17日、ついに倒れた。そして、長州閥の陸軍大将・田中義一が軍服を脱いで政友会総裁となり、同年4月20日、田中内閣が出現した。そして、幣原軟弱外交の反動として、田中内閣の大陸政策はがぜん強硬になり、中国の抗日運動と衝突して、日中戦争への不幸な軌道を驀進する。」

英国の行った砲撃が正しいとは思いませんが、正義感が強く、国民の団結力が強い日本の国民性と、正義感より損得勘定が働き、他民族で国民を団結させるためには対外的に敵を作らなければやっていけないと云う中国のお国事情や国民性の違いから、事なかれ主義の外交が必ずしも良いとは限らないと云うことが良く分かると思います。

現代に照らし合わせてみても、中国と云う国が似たような感じを受けるのは私だけでしょうか?

日本は先の大戦で敗戦国となって以来、戦後の平和主義、事なかれ主義の教育が行き届いているため「戦争」と云う言葉すら禁句となっているのが現状だと思います。

しかし、何もしないことで戦争を回避出来るものでも無いことは、この歴史的事実から学びとれるのではないでしょうか?

強気に出るところでは強気に出ることも時には必要です。

来年で戦後70年目迎える日本が真に独立国として、世界中の国々を対等に発言でき、平和を守れる国家となってくれることを祈念します。

 

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